前十字靭帯損傷に伴う動揺関節、異議申立てにより12級7号認定

30代 女性
事故態様:原付自転車VS自動車、出会い頭衝突
受傷部位:前十字靭帯損傷
獲得等級:12級7号

事前認定での14級が認定された後に、弊所に、ご依頼があった案件です。
依頼者は、事故で前十字靭帯損傷を負い、ご相談の時も、膝の装具を装着している状況であるにもかかわらず、12級が認定されないことに疑問が生じました。
そこで、画像専門医に、MRI画像を見て頂いたところ、手術後間もなく撮影されたものであり、炎症で、靱帯の状況がはっきりわからない、現状をMRI撮影する必要があるとのことでした。
そのことを依頼者に伝え、あらたに、MRI撮影を受けてもらったところ、動揺関節等が考えられる所見があったことから、異議申立てをしたところ、臨床所見もあり、12級7号が認定されました。

無保険

10代 女性
事故態様:自動車同乗、トラックと衝突

交通事故を多く取り扱っていると、加害者が自賠責のみで任意保険に加入していない事案の相談を受けることがあります。ご相談の中には、被害者がお亡くなりになった事案や重度障害を負った事案もあります。
そのような事案であっても、加害者に資力がなければ、加害者に損害全額を支払わせることが困難であるケースが多いのが実情です。
では、加害者が任意保険に入っていない等の事情によって、被害者は、補償を受ける方法が無いのか?と言いますと、決して、そうではありません。
保険の内容・約款によりますが、被害者又は同居のご家族等がご加入の人身傷害保険・無保険車傷害保険で補償を受けられる可能性があります。
実際に、弊所へのご相談等によって、人身傷害保険・無保険車傷害保険から補償を受けた方はいらっしゃいます。
このように、加害者が無保険であっても、弁護士への相談、保険内容等を確認することが重要です。

当て逃げを、走って追いかけたけど…

60代主婦
事故態様:自動車vs自動車 正面衝突
受傷部位:頸椎腰椎捻挫
獲得等級:14級9号


右折待ちで止まっていた(センターオーバーなく待機中)ところ、直進車がノーブレーキで正面衝突。相手は、衝突後、そのまま、逃げたがすぐに信号待ちで止まったので、追いかけて、捕まえた。
火事場の馬鹿力か、衝突直後は、走って追いかけることができたが、直後から、上肢、下肢に強度の痺れが発生、耳鳴りにも悩まされる。

症状がひどく、入院も2ヶ月、その後も大学病院も含め大小の数々の病院で受診をしている状況であった。バレリュー症候群の重いパターンであり、被害者は、藁をもすがる思いであったようである。
 当職受任後、医師と面談し、状況を確認する。2つの病院への同行したことにより、一緒に少し落ち着きを取り戻された様子。バレリューとは気長に治療していく方針を立てる。
 症状固定の頃は、かなり落ち着いた状況になる。事故直後、走って追いかける程、元気があっただけに、その後の症状とのギャップから、後遺障害認定も危ぶまれたが、後遺障害(14級9号)も無事獲得でき、最後は、症状は残るも、気長に対応するつもりとの言葉を頂いた。
 

耳鳴りで12級獲得 元の提示額の20倍で解決

40代会社員
事故態様:自動車VS自動車 追突事故


赤信号で停止中、信号が青色に変わった瞬間見切り発車した車両に追突され、両耳耳鳴り症状が治まらない状況になる。
保険会社事前認定の段階で、後遺障害非該当になったことで、来所。
追突事故自体は、軽微であるが、神経症状が重いといういつもの難解パターンである。
治療状況を確認すると、耳鳴りの検査が不十分であることを確認する。病院での検査方法を指定し(病院は言わないと検査しない)、耳鼻科での後遺障害診断書を作成依頼するも、事故との因果関係は分からないので書けないと断わられる。整形外科の医師と異なり、耳鼻科の医師は、頸椎捻挫案件、後遺障害診断書書くのを嫌がる医師は多い。
確かに、耳鳴りの原因など不明なのだから…。「因果関係不明」と記してもらって後遺障害診断書書いてもらう。
異議の結果12級を獲得した。
軽微な事故の割に高い等級がついたため、保険会社の抵抗は大きかった。
訴訟を提起し、結局、総額1,000万円での解決となった。
もともとの提示金額が50万円程度であったのに、実に20倍の結果が得られたホームラン解決となった。

同乗者に過失割合減額請求?

20才代 女性
事故態様:自動車とタクシー接触事故 自動車の同乗者


タクシー会社、運転者と過失割合で紛争状態。運転者の過失について、第三者の同乗者に適用するべしであることを執拗に言って、運転者との過失割合紛争に第三者も巻き込んできた。法律的に、自動車にお客さんとして同乗していた者には、全く関係ない話。共同不法行為ですので、被害者は、片方に全額の請求を行えます。その後、加害者同士で、その負担割合話し合えばいい話。全くの嫌がらせ戦法。被害者自賠責で終わらすことに誘導している。
事故自体比較的軽微であり、比較的少額の請求額であり、弁護士報酬も少ないことから、弁護士は裁判してこないだろうとのタクシー会社の意図が垣間見える。
連絡しても居留守でなかなか回答してこないという焦らし戦法に出たことから、裁判を提起。結局、裁判後、争うことなく、全額+αの示談成立。
テレビで宣伝している某法律事務所は、相手タクシー会社の場合、お断りらしいが、タクシー会社は厄介である。しかし、手を緩める姿を見せてはいけない。
当事務所は、タクシー会社に対する訴訟、労を惜しみません。

家業手伝いの死亡案件

70歳代 女性


自宅付近の道路路側帯を歩行中、後ろから脇見運転の車にはねられ、死亡。過失割合 0:100
高齢ではあるが、家事の他、家業の手伝いもしていた。逸失利益が争点になるも、こちらの主張がそのまま通り、解決。
比較的スムーズな解決が得られた。

精神科に行ってはなりません

60代男性 会社員
事故態様:乗用車対乗用車
受傷部位:頸椎捻挫
獲得等級:14級9号


優先道路第2車線走行中非優先道路から出てきた車と衝突(第1車線走行のトラックは、なんとか衝突回避)。
当事務所来所時、事故後の酷い不眠を訴えられていた。ご自身で精神科に行ったとのこと。
精神科への通院を止める様に指導。頸椎捻挫から出る症状であり、精神科への通院は、事故との因果関係否認に繋がりかねないからである。
(現実、耳鳴りの神経症状症状あり)
適切な医療処置アドバイスの結果、14級9号の後遺障害認定を受ける。
 過失については、【105】の基本どおり10:90を保険会社主張して譲らない。斜め前を走る第1車線のトラックがなんとか回避できた衝突であり、トラックの陰に隠れている車両を発見不能であること、車両の流れの速い道路でトラックと衝突しそうになるくらいのタイミングで飛び出すのは、自殺行為である。著しい過失あると訴訟も辞さない態度にいたところ、5:95まで譲歩をするが、相手方の逸失利益の減額主張を諦めてくれることで、合意。
 過失割合交渉には苦労した。ドライブレコーダーがあればと思う事案である。

行政書士さん、それは、無茶苦茶でしょう

50代男性 マンションの管理業


車のドアが開いた拍子に、腕を振ってあるいていた歩行者の手に腕が当たる。手の打撲との診断。
どうもHPで宣伝している行政書士法人に依頼。いろいろ良いこと言われて、費用も払い、指導に従っていた。
6か月間に137日通ったとのこと(通わせる医者も医者である)。当然、後遺障害認定になるはずもなく、その後、その行政書士から紹介された弁護士に至っては、お金だけ取られて、辞任しますと一方的に辞任されたとして相談に来られた。

どう考えても無茶です。不自然です。毎日、打撲のリハビリって何なのでしょう。無茶な請求には、お付き合いする気はありません。とは言っても、解決しないと相手保険会社さんも困るでしょう。当職の考える賠償額の範囲を示して、納得頂いての受任。
ところが、相手保険会社さん担当者この方の案件の処理には、とても困っていたようで、申し訳ないほど破格の金額での示談が成立。
医師、行政書士、弁護士のモラルが問われる案件でした。

レアケースを経験!これは誰のバイク?(家族が他人の車に乗車?)

30代男性 アルバイト
事故態様:125CCバイク対トラック
獲得等級:併合8級


バイクを運転中、信号の無い交差点で、一時停止線無視して、高速で優先道路側に進入し、トラックと衝突、大怪我を負った案件です。
バイク側に過失が大きい案件として、相手トラック側は、対応をすることを拒否し、トラックへの賠償問題と長期の入院に対する医療費をご自身で負担しておられる方を知人が心配して、当職を訪れました。入院中は大変でしたが、回復状況は極めて良好でした。後遺障害は微妙なラインのものが多く、その申請には、かなり注意を要し、慎重に臨みました。結果、併合認定の2階建てで、8級という、実際の日常生活状況に比するとかなり過大ともいえる等級の認定がありました(939万円確保)。後遺障害認定のポイントを突いた結果と思います。大きな成果でした。トラックの賠償もかなり減額しての解決となりました。

今回、ご紹介したいのは、ここから先のお話。保険の知識が無い弁護士さんなら見落とししていたところです。
この方は、過失割合が極めて大きく、相手への損害賠償は、自賠責の範囲を超えることはできないものでした。ただ、親御さんが、人身傷害保険の「車内・車外ともに補償タイプ」に加入していました。この保険は、契約者の「ご家族」にも適用があります(〇)。そして、契約の車以外の「他の自動車」搭乗中の事故にも適用があります。勿論、自動車にはバイクも含まれます(〇)。
しかし、「他の自動車」は、契約車両以外ではダメなんです。「他の」は、契約者の家族以外でないとダメなんです(▲)。なんだか複雑ですが、家族が全く赤の他人の車で事故した場合に人身傷害保険適用がる事覚えておいてください。
考えてみれば、当たり前です。一家に複数車があっても、一台に人身傷害保険特約付けたら家族の所有する車も補償されるとすると、人身傷害保険は補償の範囲が広いので、保険会社想像もつかない範囲の責任を負う可能性があります。人身傷害保険は、家族の車であっても基本各車に人身傷害保険を付けるべきです。全く赤の他人の車を乗るケースは少ないからこそ、保険の対象としているのです。
本件は、少し複雑な事情がありました。

  1. 古い125CCバイク、ナンバー登録はA君(既に死亡)
  2. 本来の所有者は、B君
  3. 自賠責保険の契約者は、今回の依頼者X君(自賠責保険は、他人のバイクにもかけることができる)
  4. バイクは、長年、今回の依頼者Xの借りている倉庫に保管
  5. 税金は、誰も払っていない状況。A君は、既に死亡しており、A君の家族は、バイクが手元になくて、ナンバーの返還ができず、税金は、支払い免除状態が続いていた。
  6. 本人は、当初、保険会社に所有者を聞かれて、説明が面倒なので、「自分が所有者である」と答えていた。

本件のバイクは、古いバイクで財産的価値がなく、誰もが所有権の意識が薄れていましたので、「他人の」が極めて曖昧で立証に苦労しました。実際、本人が、当初、自分のバイクと答えた事情もあり、保険会社は、当然、支払いを拒否してきました。
結局、2年の時間を要しましたが、「他人」性が認められ、700万円強を獲得することができました。自賠責と併せれば、1640万円を超えます。
本人は、事故当初、自身が悪い事故で、バイクは、自賠責のみなので、相手のトラックの賠償問題もあって、とても悩んでいましたが、全く、予想もしない金額を得ることもでき、物損も無事解決できて、とても喜んで頂けました。この補償金を利用して商売始められた様です。本当にいい解決でした。

頼まれて物損にした事案

50代男性

追突事故にあい怪我をするも相手から点数がないと懇願されて物損処理した案件です。 保険会社から治療費の支払いを継続されるも、自賠責以外は払わないと言われました。 示談交渉の段階になって、相手方保険会社の契約者が人身事故扱いとすることに同意しないことを理由に示談金の提示もなされない状態が続いたため、保険会社に直接請求し、示談あっ旋の制度を利用して最終的には人身事故扱いで解決しました。

物損事故と人身事故の違い

交通事故は、「物損事故」か「人身事故」かに分けられ、交通事故証明書の右下部に「物件事故」「人身事故」と書かれているもので判断します。
「物件事故」(=「物損事故」)は人の死傷がなく、物(自動車・バイク・自転車など)のみに発生した事故のことです。
「人身事故」は人の身体に損害が発生した事故のことです。

物損事故から人身事故に変更してもらえないの?

物損から人身に切り替えることはもちろん可能です。
事故直後はパニックになっているため、体の痛みにさえ気が付かないことがしばしばあり、事故から何日も経ってから数日後に体の不調を訴えることもあります。
そのときは、迷わず病院に行っていただき、医師に診断書を書いてもらいましょう。
その診断書を持って、警察に行き、物損事故から人身事故に切り替えてもらえたい旨を伝えて下さい。